日本古来からある民間療法の1つ。
鍼治療とあわせて、「鍼灸」として知れ渡っている治療方法。ヨモギという薬効成分のある草を燃やすことにより、体調を整えます。
艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法で、一般的に「やいと、お灸」と言われております。
最近では、温灸などという温かいお灸が多く出ています。
方法は、艾を直接皮膚上に乗せて着火させる直接灸と艾と皮膚の間を空けて行う間接灸とに大別されます。
直接灸の艾の大きさは様々ですが、現在では、あまり熱い刺激をする人は少なくなりました。ただし、施灸後は、皮膚に水泡が出来たり灸痕が残ることがあるので、予めご承知置き下さい。
その他に、刺入した鍼の頭(先端)にそら豆大の艾を取り付けて点火する灸頭鍼と云う方法や、熱の刺激源を遠赤外線やレーザーとする科学的な試みも実用化されています。
施灸や温灸は、ご自宅でも出来ますので、鍼灸師に指示を受けて下さい。
本院では、お灸教室で艾を作ったり、実際に家庭でできる温灸などの販売をしています。ぜひ、ご相談ください。